N´Training Academy トレーナーの鈴木です。
2020年2月のN´Training Academy for Swimmingについてご報告させて頂きます。
(※N’Training Academy for Swimmingとは、スポーツクラブ&スパ ルネサンス経堂にて、ジュニアスイミング選手/選手育成クラスに向けて毎週1回30分間開催しているフィジカルトレーニングアカデミーです。
「N」は鈴木紀雄の「N」でございます。)
先月までの数ヶ月間で強化してきた、泳いでいる際のストリームラインに関連する「ピラー(柱)トレーニング」を選手達が習得できてきましたので、そちらをAcademyとは別日でチームトレーニーグとしてしっかりやっておいてもらう流れに移行すると共に、2月のAcademyからは別の強化ポイントに内容を進めることとなりました。
(※「ストリームライン」「ピラー(柱)トレーニング」については
2019年12月のN´Training Academy for Swimming
をご覧下さい。)
簡単に言いますと、ここ数ヶ月間の「ピラー(柱)トレーニング」では水の抵抗を限りなく少なくし理想のストリームラインを形成する為に、主に色々な動きに対して身体を安定させるようなトレーニングを行ってきたのです。ブレない柱作りといったところですかね。
そしてここでプラスして強化したいのは、その柱を維持しながら身体のしなりを作って推進力を生む為に必要な「腹筋/背筋力」です。
競泳は特に上半身を中心に身体を反らせる動きも多く、その際は背筋力が必要なことに加え、その力に対して腹筋力が弱いと腰を痛めてしまうので、逆側の腹筋もそれに見合う筋力発揮ができなければなりません。
腹筋、背筋が拮抗して効率の良い力発揮ができるというわけですね。
そして、腹筋を強化するに当たっては、部位を上部、下部、脇腹(腹斜筋のことです)と分けることでき、まずは弱化しやすい部位の強化を優先的にスタートさせました。
弱化とは、置いてけぼり、お留守になりがちな部位ということです。
さて、どの部位だか分かりますか。
下部なのです。
下部とはおよそ、腹筋でもおへそから恥骨の間の部位のこと。
ここは概ね弱化しやすいので注意が必要です。
特にスポーツをやられない一般の方でも、下腹ぽっこりでお悩みの方は多いのではないでしょうか。
それは正にこの部位のこと。
選手達のタイム更新には、身体のしなりを使ったダイナミックな動作が不可欠です。
ここから暫くは「腹筋強化」プログラムが続きそうです。
ではまた。
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