N´Training Academy トレーナーの鈴木です。
2019年12月のN´Training Academy for Swimmingについてご報告させて頂きます。
(※N’Training Academy for Swimmingとは、スポーツクラブ&スパ ルネサンス経堂にて、ジュニアスイミング選手/選手育成クラスに向けて毎週1回30分間開催しているフィジカルトレーニングアカデミーです。
「N」は鈴木紀雄の「N」でございます。)
引き続き、泳いでいる際のストリームラインに関連するトレーニングを進めました。
ストリームラインとは簡単にいうと、泳いでいる時の姿勢です。
この際、獲得したいのは水の抵抗を最も少なくできる姿勢。
水中において、曲がっている棒が前に進むのと真っ直ぐな棒が前に進むのとでは、どちらに対する水の抵抗が低くなり速く進めるかは、想像するに難しくないでしょう。
Academyにて行う陸上トレーニングではこの理想のストリームラインを作る為のトレーニングを「ピラー(柱)トレーニング」と呼んでおり、今月は更に違う種目を追加し強化致しました。
と、それはさておき、選手達が成長しているのは、トレーニングスキルばかりではありません。
その他に何が大きく変わっているかといいますと、それは「自分の意見が言えるようになっている」ことです。
これは「大きい変化」ですよ。
大人ですらこの辺りが曖昧な人は少なくありませんからね。
Academyでは必ず開始数分で、先週のAcademy翌日から今週のAcademy前日までどの様に陸上での自主トレ(チームで行うもの&個人で行うもの)を行っていたかを聞いていきます。(やるべきことは予めこちらで指示済み)
Academyを毎週開催にしたのが6月でしたが、そこから数ヶ月、というか10月位まではこちらが前述の内容を聞いても特定の選手しか受け答えをしないような状況でした。
まぁ、年齢的にも仕方がないといえば仕方がない部分もあるのですが・・・。
とはいえ、いくら水泳というものに対して志が高い子達の集団であったとしても、日ごと、週ごとで自己分析をし、その積み上げで成長をしていかなければ目標とするタイムには辿り着けません。
よって、自己分析→アウトプット→認識→修正のプロセスは大事になってくるのです。
かといって、発言の無理強いをしても解決には至りませんから、その様な状況をみつつ、こちらでもコミニュニケーションをできるだけ全員に取り、皆が発言しやすい空気を作りながら週を重ねてきました。
そんな経過を経た11月位からですかね、選手達が変わってきたんですよ。
「◯◯さん」とこちらから指名しなくてもチラホラと自ら発言する選手が増え、Academyが更に活性し始めたのです。
2019年も最後に近づき、この様な変化というのは、テクニック的なものの向上よりも嬉しく思います。
それに伴い、選手達の表情も変わってきましたし何よりですね。
繰り返しになりますが、今シーズンのポイントは、選手達が、トレーニングについて
「主体的に取り組む」
「考え判断し自ら動く」
能力も身に付けることにあります。
2020年に繋がる良い流れを生めたと思っています。
ではまた。