N´Training Academy トレーナーの鈴木です。
ブログ内には4つカテゴリーがありますが、本ブログはそのうちの1つである「休養」についてです。
「休養」においておさえるべきポイントは、
・「組織の健康」(腱、関節、靱帯、筋肉等々)
・栄養
・睡眠
・メンタル
でしたね。
このところは「組織の健康」を保つ為に有効な休養メソッドを3つお伝えし、休養メソッドを実際に私が実践することによって得られた効果についても加えました。
そして前回は「睡眠」についてお話しましたね。
中長期的な寝不足が脳に及ぼす悪影響についてはご理解頂けたでしょうか。
「運動」「栄養」については必要以上に意識することはあっても、
「睡眠」が軽視されてしまう現状は否めません。
前回のblogを参考今一度ご自身の睡眠を見直して頂けたら嬉しく思います。
※「休養メソッド~睡眠~」
さて、体系化して進めてきた休養メソッドのお話の最後は「メンタル」です。
現代人の大きな悩みのひとつになっているのが「ストレス」ですね。
「ストレス」=心や体に負担がかかっている状態。
このストレスに耐える力が「体力」であり、体力には大きく2種類、「行動体力」「防衛体力」があります。
「行動体力」とは一般的に狭い意味で使われるいわゆる「体力」で、筋力・筋持久力・全身持久力・柔軟性などがそれには含まれます。
対して「防衛体力」とは、大きく以下の4つに分類されます。
・「物理科学的ストレスに耐える能力」(気温、気圧、化学物質など)
・「生物学的ストレスに耐える能力」(細菌、ウイルス、寄生虫など)
・「生理的ストレスに耐える能力」
(不眠、疲労、時差など)
・「精神的ストレスに耐える能力」
(緊張、不快、苦悩、恐怖、不満など)
定義としてはこんな感じなのですが、私としては現代人を最も苦しめているのは4つ目の精神的ストレスであり、中でも対人ストレスではないかと思っています。
2018年の警察庁の調べによれば、日本における自殺者の数は前年より723人少なく全体としては9年連続で減少しているとはいえ2万598人もおり、19歳以下の自殺者の数は増加しています。
これらの一部がメディア等で大きく取り上げられることは少なくありませんが、その原因に対人関係が絡んでいないことはほぼありませんね。
この精神的ストレスに関わる対人関係について。
ここからはあくまで私の個人的な意見だと思ってください。
最大の解決策は「嫌な人とは付き合わない」ことにつきると思っています。
これは義務教育を受けている年齢から高校生くらいまではお話は別で、そうはいかない場面も多々ありますから、困ったら都度相談できる人がいることが望ましいし、周囲も意識的にサポートしてあげることも必要になります。
しかし、私の年齢近辺である30代40代50代にもなって、嫌な人と付き合わなければならない環境にいることは問題ではないでしょうか。
20代のうちは嫌な人とも過度な精神的ストレスにならないくらいに程よく付き合い、色々な意味で広い視点を養うことは必要だと思います。
しかし、そこから後は自ら対人関係(付き合う人)や環境を選びポジショニングを築ける能力を備えられるような自助努力をしなければ、いつまで経っても与えられた環境で与えられた人と付き合うことにしかならず、負のエネルギーを浴びせ続けられてしまうことになります。
これは主に「仕事」についてですね。
人生において「仕事」が一番なんていう考え方には賛同できないですが、一方で仕事が占める時間がそこそこ多いのも事実。
だからこそ、対人関係に対するマインドセットは大事だと思うのです。
良質なアンテナをはっていれば良質な方と出会え、そこから良質なコミュニティとの関係性ができます。
嫌な人となど付き合うことはなくなるのです。
しかし、8割方の人々が社内の悪しき風潮、人間関係に埋もれて自らストレス要因を作り浴びせられているのが現状ではないでしょうか。
ある一定の決めた期間、人生修行のつもりでその様な環境で過ごし自己成長を促すのならいいですが、人生の半分以上がそれでいいんですかねというお話です。
まぁ、私はそういう人生でいいんですという方は別にかまいませんが・・・。
ストレスは人がもってくるもの。
今一度対人関係を見直し、メンタル調整をしましょう。
とっても大事な問題だと思います。
ではまた。
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