N´Training Academy トレーナーの鈴木です。
ここ数年は本当に暖冬と感じます。
一昔前であれば2月と言えば冬の間でも最も寒さが厳しい月という認識でしたが、ここ最近は日中16℃~18℃の日が続いておりまるで春先のようですね。
冬がこの位なのは非常にありがたいことではあるのですが、こうなると夏が怖いですね。
昨年のように10月も半ばになってまで大型台風が発生してしまったりするのは深刻です。
さて、それはそうと皆様ご周知の通りコロナウイルスが猛威をふるい、1月からその話題で持ちきりです。
ようやく少しまともに陳列され始めたとはいえ、マスク、除菌関連の商品は相も変わらず品薄状態です。
感染者数、死亡者数は日に日に増えるいっぽうですが、一刻も早く収束に向かってほしいものです。
今回のこのコロナウイルスですが、感染経路は主に飛沫感染と接触感染と言われていますね。
飛沫感染とは、感染した人が咳をすることで飛んだ、飛沫(しぶき)に含まれるウイルスを、別の人が口や
鼻から吸い込んでしまい、ウイルスが体内に入り込むことです。
そして、感染した人が咳を手で押さえた後や、鼻水を手でぬぐった後に、ドアノブ、スイッチなどに触れると、その触れた場所にウイルスを含んだ飛沫が付着することがあります。その場所に別の人が手で触れ、さらにその手で鼻、口に再び触れることにより、粘膜などを通じてウイルスが体内に入り感染することを接触感染といいます。
よって、人と相当近い距離で何かをしなければならない様な方でない限り、今最も品薄になっているマスクの着用を意識するより、手指先の洗浄とアルコール除菌の意識を強く持つことが有効となります。
(※マスクの効力がゼロと言っているわけではありません)
と、ここまでは予防策としての身体の外からのアプローチになります。
大事なのはここから。
それは体内環境の整備であり、それは「免疫力の強化」になります。
まず、大前提としては五大栄養素をしっかり食事で摂ること。
コロナウイルスに限らず、もしウイルスや微生物が体内に入り込んでしまった時には免疫力で戦うことになりエネルギーを要するのです。
その際、土台となる栄養の絶対量が必要になりますからこれは必須。
これを踏まえた上で、幾つかの栄養素を更に強化して摂取しましょう。
まずは「たんぱく質」
粘膜のガードを破ってウイルスや微生物が体内に入り込んでくると、血液中の白血球がそれらをやっつけようとして働きます。
白血球をはじめとする免疫物質を作るためには充分なたんぱく質が必要になるのです。
次に、先ほど粘膜のガードとお伝えしましたが、この粘膜強化のために必要な栄養素はビタミンA。
ビタミンAの良質な補給源としては、鶏や豚、牛のレバー、卵、牛乳、バター、緑黄色野菜といったものになりますので、これらを意識的に摂るように心掛けたいですね。
そして最後はビタミンCです。
免疫物質を作るためにたんぱく質と共に必要であり、免疫力を上げるために絶対不可欠な栄養素といって良いでしょう。
加えて、身体は強いストレスを感じた時に大量のビタミンCを消費しますから、日頃から免疫力を落とさないためにも特に意識して摂っておく必要があります。
ビタミンCを多く含む食品は、柑橘類、野菜類、トマト、メロン、サツマイモ、ジャガイモ、ピーマン等々。
ビタミンCは水溶性のビタミンなので、余剰に摂った分は尿で排出されますので少し多めに摂る位でも良いです。
免疫力を高め予防としての推奨量は
1日に1g~3g程度。
こうなると、サプリメントが有効になりますが、ビタミンCについては多めの量を摂る場合、錠剤より粉末の方が飲む量そしてコストパフォーマンス的にもお勧めです。
以上が、コロナウイルス対策としてのアドバイスとなりますが、私達はコロナウイルスに限らず様々なウイルスや微生物と共に生活していると言っても過言ではありません。
それらを完全にシャットアウトするなんていうことは不可能でしょう。
要はマスク、手指先の洗浄・除菌等を心掛けながら、いざという時は自身の免疫力がそれらに勝つか負けるかです。
従って免疫力が勝てる様な環境整備を常にしておくことが重要なのです。
最後にひとつ。
今回真っ先に品切れになったマスク。
冒頭でも述べましたが、予防としての効果はゼロではありませんし、私見としては有効ではあると思っています。
が、優先順位としては後半に述べた免疫力を高めることの土台があってのそれとなります。
睡眠時間もままならず、不規則な生活(リズム、栄養状態)を送っている様な人が真っ先にマスクに飛び付いても本末転倒ですのであしからず。
ではまた。
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