N´Training Academy トレーナーの鈴木です。
いきなりですが、私はトレーナーです。
ということは当たり前ですが私自身も定期的にトレーニングを実践しております。
これはもちろん偉そうに言っているわけでもなんでもなく事実を述べているのですが、当業界ではこの当たり前が成されていないトレーナーも多く存在するので要注意。
と、今回はそこを掘り下げたいのではなく・・・
そのトレーニングの内訳である週3日の筋力トレーニングと週1回のランニングのうちのランニングについてです。
このランニング、主に休日早朝に行うのがベースルーティンで、天気予報をチェックしながらその日の朝が雨の確率が高い場合は前倒しして別日にずらしたりしながらも週1回は必ず走るようにしており、距離の方は11㌔となっております。
中途半端な距離だとお思いだと思いますが、アプリを使っていい感じのランニングコースを作ったところ、結果としてこの距離になったというわけです。
このお話をすると、お客様などからは「ハーフは走らないの」「フルやろうよぉ」といったお誘いを頂くこともあるのですが、残念ながらその予定は半永久的にありません。(笑)
いや、ホノルルマラソンが絡めば奇跡的に1回位はあるかも・・・。
「健康」を考えて実践するなら今の距離で充分過ぎるくらい充分だからです。
そもそもランニングを始めたのは加齢による心肺機能の低下を防ぐ為であり、「心肺機能の維持、あわよくば向上」を目的としています。
結論から言えば、20㌔も40㌔も走るのは私の中では「健康」の範疇を逸脱していることになります。
と、こんなお堅いことはさておき、要は関節に対する負担が激増するんですよ。
主に膝関節ですかね。
ランニング動作は両足が地面から浮いている局面が存在するのが歩行動作との大きな違いであり、そこから片足着地にかかる衝撃は体重の3~4倍とも言われているほどです。
おまけにハーフ、フルともなればその本番に向けた準備段階でも相当な距離を走り込むことになりますから、関節の負担に加え、その為に費やす結構な時間も抽出しなければなりません。
これらを考えれば私の距離位が取り組みやすく、継続もしやすいのです。
とはいえ、やってみると分かりますが、これ位でも継続するのはそこそこ気合いもいります。
私の場合はウエイトトレーニングも行っている為、その筋肉痛と重なりながらのランニングとなり、筋トレの一環みたいなところもありますから。(笑)
それはさておき、こう述べると私がハーフ/フルマラソン否定派のように聞こえてしまうかもしれませんが、そんなことはありません。
私のお客様の中にもハーフ/フルマラソンを行っているお客様はいらっしゃいますからね。
ただし、その様なお客様には中長期的に継続していった場合のリスクをお伝えした上で、ある節目で走行距離を減らして「FUN RUN」に切り替えることを推奨しています。
私が携わらせて頂いている方々は皆筋力トレーニングをしっかり行っていますので、一般の方々に比べるとリスクは低くはなるとはいえ、やはり「中長期の継続」はあらゆる意味で危険なのです。
フルマラソンについては、優雅な幻想にばかり浸るのではなく、ご自分の身体状況にもしっかり向き合ってその継続期間を設定するべきだと思います。
ではまた。