N´Training Academy トレーナーの鈴木です。
前回はサプリメント(栄養補助食品)についてふれました。
便利な現代、五大栄養素を食事である程度摂れていることを前提として、サプリメントも取り入れることは健康の為に非常に有効となります。
この時、全ての栄養素をサプリメントで補う必要はありません。
ではどの栄養素を補うのか。
想像してみてください。
放っておいても口に入ってくる栄養素は何でしょうか。
「炭水化物」「脂肪」ではありませんか。
炭酸飲料やお菓子をはじめとする嗜好品を想像して頂いたら分かりやすいですし、食事にしてもいわゆる美味しいと感じるものはこの2つの栄養素を多く含んでいるはずです。
よってサプリメントで補うのはたんぱく質、ビタミン、ミネラルとなります。
そして先にも述べた通り、まずは食事となるわけですが、お客様からよく頂くご質問のひとつでもあるたんぱく質を今回は取り上げることに致します。
その内容とは、「たんぱく質は1日あたりどれくらい摂ったらよいのか」というもの。
厚生労働省の食品摂取基準2020年度版では、65歳以上の高齢者が1日に摂取するたんぱく質の目標量を引き上げたことも含め、全ての年代で1日あたり男性は60~65㌘、女性は50㌘を必要量としています。
ということはおおよそ体重1㌔あたり1㌘以上ということになりますね。
これでもいまいちぱっとしないと思いますので、これをもう少し具体的なお話にしようと思います。
代表的なたんぱく質の食材でいうと、肉・魚100㌘はおよそ20㌘のたんぱく質を含んでいます。
よって食品摂取基準を参考にすればこれらを1回につき100㌘で朝昼晩に摂れればクリアということになりますね。
ただ、毎回肉魚というのも現実的ではないですし、これは卵や豆腐、チーズ、ツナ等々でも全然構わないわけです。
ちなみに卵は1個あたりM玉で6㌘、L玉で7㌘のたんぱく質が摂れます。
機会をみて1回今現在のご自分の1日の食事を書き出し、1日あたりのたんぱく質総摂取量を算出してみましょう。
意外と足りていないことに気付くはずです。
筋肉、内臓、酵素、爪、皮膚、髪等々、身体の殆どはたんぱく質により構成されているといっても過言ではありません。
まずは「食事から」しっかりと。
ではまた。