こんにちは、トレーナーの鈴木紀雄です。
2020年10月の「N´Training Academy for Swimming」の活動報告をさせて頂きます。
【N’Training Academy for Swimmingとは、スポーツクラブ&スパ ルネサンス経堂にて、ジュニアスイミング選手/選手育成クラスに向けて週1回開催しているフィジカルトレーニングアカデミーです。
「N」は鈴木紀雄の「N」でございます。】
簡単に先月までを振り返りますと、9月の最大の焦点は、大会が開催されたことです。
今年は4月以降、各スポーツ、アマチュア、プロ問わず試合、大会が中止・無期限の延期となっており、毎年中高生の競泳の大詰めとなる7,8月の大会も同様の状態となっていました。
しかし、徐々に世の情勢が変わり急遽9月に大会が開催されたのです。
そして、なんとその大会で選手全員がそれまでのベストタイムを更新することもできました。
4、5月のことがありながら、6~8月で巻き返しを図ってのこの結果ですから、さすがに胸が熱くなりましたね。
正直言って、結果は二の次、大会に出場するだけでも立派だと思います。
とはいえ、怖いのは結果が良すぎるが故のバーンアウトまではいかないにせよ、気が抜けてしまうことです。
故に私が気を付けたのは9月の大会が終わってから1週間位は回復期とした上で、それ以降直ぐにまたメンタルを切り替え、フィジカルトレーニングに打ち込んでいくことでした。
そんな10月はひと月通して主に腰の障害予防と競泳のダイナミックな動作に耐えうる腹筋の強化に重きを置いて進めました。
その一部がこちらです。
腰の障害予防のための腹筋の下部を狙ったトレーニング↓
対角の動きの質を上げるための腹斜筋を狙ったトレーニング↓
ターンの動きの質を上げるための腹筋全域を狙ったトレーニング「だるま」↓
こんな感じですので、今月は終始どこからともなく低音のうめき声が聞こえてくるようなAcademyとなりました。(笑)
6月から再開してここまでの選手達の印象は、トレーニング種目ひとつひとつがしっかりものになっていっているということです。
もともと能力がありますから、形だけであればそれなりにはできてしまったりもするのですが、ものになっていなければ結果には結びつきません。
以前はそのレベルで広く浅くこなしていたのが、今はひとつひとつの精度が上がって、刀に磨きがかかってきました。
さぁ、ここから。
年内もまだ小さな大会はありますし、このままいけば、来年の7、8月には例年通り大きな大会が開催されることになると思いますので、そこに照準を合わせて今からまたコツコツと積み上げていくしかありませんね。
今の自分は3ヶ月前からの自分が作っている、今やっていることは3ヶ月後に実を結ぶ。
そう考えればあっという間。
選手達と共に時間を大切に進めていこうと思います。
ではまた。
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