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この外出自粛期間で気を付けるべきこと

N’Training Academy トレーナーの鈴木紀雄です。

コロナウイルス感染拡大防止の為の緊急事態宣言発令により、4/8(水)を境に日本でも多くの人が本格的な外出自粛を余儀なくされていることと思います。

ウイルス感染確率を極限に低くしたいのであればお家から一歩も出ないことは有効になりますが、当然のことながらその様なことが1ヵ月といえど継続されれば健康が害されることは言うまでもありません。(緊急事態宣言が1ヵ月で解除されるとも限りません)よって、各個人は国に最大の協力をしつつもその期間健康でいるにはどうしたら良いかをしっかり考える必要があるのです。

本格的な外出自粛要請が発表されてからもう少しで2週間が経とうとしています。

皆様の精神状態はいかがなものでしょうか。

ウイルス感染に対し常に報道に耳を傾け、過度に神経を張り巡らしている方の精神状態は緊張気味、対してそういった状況を最低限把握しつつも、この期間のお仕事がお休みまたは在宅勤務となっていらっしゃる方等は、満員電車に揺られながら通勤をし、激務をこなしている毎日に比べてリラックスできているなんていう方もおられるでしょう。

前者は交感神経が優位に働き、後者は副交感神経が優位に働いている傾向になりますかね。

※参考↓

(人間の神経には自らの意思でコントロールできない「自律神経」というものがあり、それは「交感神経」と「副交感神経」に分かれ、主に交感神経は活動する時に働き、副交感神経はリラックスする時に働きます。
私達の意思とは関係なく24時間働き続けているのです。

交感神経が強く働くと、血圧が上がり、瞳孔が拡大して、心と体が興奮状態になります。
一方、副交感神経が優位に働けば、血圧が下がり心拍数は減少。瞳孔が収縮し、心と体が休んでいる状態になります。

 自律神経は、内外からの情報や刺激に対して、自動的に反応する神経で、本人の意志とは関係なく、呼吸・血液循環・体温調節・消化・排泄・生殖・免疫などの機能を無意識のうちに調節しているのです。)

先程、 過度に神経を張り巡らしている方の精神状態は緊張気味で交感神経優位、と述べましたが、さすがにそれによって精神錯乱状態という方はいらっしゃらないと思いますし、以前より外出時間が大幅に減少してお家にいる時間が長くなり、それがストレスとなっている人はいるにせよ、日々忙しい現代人特有の生活を送っている人の数はこの期間少ないはずですから、全体としては副交感神経優位の生活になっている人が多いはずです。

かねてより交感神経過剰の状態が中長期的に続くのは心身ともに非常に危険であることはお伝えしてきている通りなので、嬉しい限りと言えば嬉しい限りなのですが、副交感神経優位の状態が長引きすぎるのもこれまた問題。

こうなると、活動量が少ない状態や精神的ストレス(仕事、対人関係等)が少ない心地の良い状態に慣れ過ぎてしまい、いざという時のストレスに調和しずらくなってしまうからです。また、健康の為に継続しなくてはならない交感神経が優位に働く「運動」に対しても腰が重くなってしまうかもしれません。

よって、現代人にとってはどちらかと言えば副交感神経を優位に働かせることが必要でも、こういった期間は逆に交感神経を優位に働かせるような意識を持つ必要もあります。

具体的には、決して1回に長い時間をかけなくてもよいのでしっかりしたメニューで定期的に運動をする、新しいことを始めてみるなどして脳に新鮮な刺激を与える、といった事がプラスになります。

休養という位置付けのもと、交感神経を優位に働かせる時間を積極的に作るということですね。

ぜひ心がけてみてください。

ではまた。

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