N´Training Academyトレーナーの鈴木です。
最近でこそピークの頃に比べて減ったような気もしますが、依然として耳にするのが「炭水化物減らせば痩せるんでしょ!?」といったフレーズ。
どこからか巷に出回る情報からそう仰っているのでしょう。
中には「炭水化物3週間くらい抜いてるから体重落ちましたよぉ!」なんていう喜びの声が聞こえてくる時もあります。
要はごはん、パン、麺類などのことですね。
厳密にいうと炭水化物というのは糖質と食物繊維の総称のことなので、炭水化物を抜くというか糖質を抜きたいのだと思いますが、ここでは一般的なフレーズとして出てくる傾向を取り上げたので、便宜上このまま炭水化物にしておきます。
「体重が減った」とありますが、本来の目的は「体脂肪を減らす」ことであるはずですね。
が、この炭水化物を抜くということについて、とりわけ初期で起こる体重減少の理由はズバリ「水分」が減っただけです。
炭水化物というくらいですから水分を含んでいるわけで、それを制限しているとその分だけ体重が減るわけです。
ここでのポイントは「体脂肪が減っているわけではない」ということ。
しかし、実践者はこぞって体脂肪が減ったかのように嬉しそうなご様子であることは少なくありません。
確かに糖質をカットして体脂肪を減らすことができるやり方というのはありますし、私自身も信頼のおける方のアドバイスの元、理論的にも正しいやり方で実践して望む結果を得たことはあります。
しかし、簡単ではないし、一般の方の実践は困難である、というのが今のところの私の見解ですかね。
というわけで安易に飛びついてしまわないようにしなければならないのが「炭水化物抜きダイエット」なのです。
皆様ご注意を。
ではまた。