トレーニング(運動)

ロコモティブシンドロームのチェックをしてみましょう

N’Training Academy トレーナーの鈴木紀雄です。

緊急事態宣言が解除され、少しずつ人々そして経済の動きが出てきていますが、この新型コロナウイルスについての問題は長期化することは明らかですから、各個人が場当たり的ではなく確かな指標を持ち、言動することが必要になってきますね。

くれぐれも溢れる情報にマインドコントロールをされないようにご注意下さい。

さて、特に4,5月は多くの方が前例のない生活を送っていたと察します。

私が主な活動の拠点とさせて頂いているスポーツクラブ&スパ ルネサンス経堂も6月1日(月)より営業再開となっているのですが、ご来館されている会員さんの会話がちらほら耳に入ってくる時、その多くは体重のお話になっていますね。「3㌔も太っちゃったのよぉ」「私は5㌔・・・」といった感じです。(笑)

いやいや、戻せばいいんです、戻せば。また定期的にしっかり運動すれば戻りますからご心配なく。ただ、いずれにしてもここからはそういった期間があったとしてもまた太ってしまうなんて言うことのないように、体重(厳密には体脂肪)管理術は身に付けなければなりませんが。でないと、永遠に同じことの繰り返しになってしまいますから。

必要以上に脂肪が増え体重が増えてしまうと、膝・腰といった関節に負担がかかりますし、身体が重くなった結果行動意欲が低下し、行動範囲が狭まって更に体重が増えるなんていう負のスパイラルにもはまりかねません。

この自粛期間、極端な自宅での生活を心掛けていたという方は特にこの運動量が著しく低下していることになります。

皆様は「ロコモティブシンドローム」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

これは「運動器症候群」と言われるもので、運動器(筋肉・骨・関節・神経など)の障害によって、移動機能(立つ・歩くなどの機能)が低下している状態をいいます。

そこで、今回はこの数カ月のご自身の生活を経ての身体の状況を知りつつ、いち早く元の状態に戻せるよう、ロコモティブシンドローム(ロコモ)についての7つのチェックをしてみてください。1つでも当てはまればロコモの危険性があると言われています。↓

①片脚立ちで靴下がはけない。

②家の中でつまずいたりすべったりする。

③階段を上るのに手すりが必要である。

④家のやや重い仕事が大変である。

⑤2㎏程度の買い物をして持ち帰るのが困難である。

⑥15分くらい続けて歩くことができない。

⑦横断歩道を青信号で渡り切れない。

以上7つ、いかがでしょうか。

1つでも当てはまっている方、ひょっとしたらこの自粛期間に至るまでの間にも問題があることは充分に考えられますが、いずれにしても現状の運動器の状態に危機感をもち、定期的な運動を心掛ける緊急性があることは間違いありません。

ご本人が今は大丈夫と思っていても、こういった状態というのは積み重ねによりある時大きな問題となってあらわになるので注意が必要です。

ではまた。

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